糖尿病(とうにょうびょう)は自覚症状(じかくしょうじょう)がなく、健康診断(けんこうしんだん)で高血糖(こうけっとう)を指摘(してき)されて気づく(きづく)人(ひと)が多い(おおい)病気(びょうき)です。また、高血糖(こうけっとう)を指摘(してき)されてもそのままにして、合併症(がっぺいしょう)が起こっ(おこっ)てから治療(ちりょう)を開始(かいし)する人(ひと)も多い(おおい)のです。糖尿病(とうにょうびょう)の症状(しょうじょう)にはどのようなものがあるのか、知っ(しっ)ておけば、健康診断(けんこうしんだん)を受ける(うける)前(まえ)に治療(ちりょう)をはじめ病気(びょうき)の防止(ぼうし)、進行(しんこう)を防ぐ(ふせぐ)ことができます。糖尿病(とうにょうびょう)の主な(おもな)症状(しょうじょう)・水(みず)をよく飲む(のむ)。・尿(にょう)の量(りょう)が多く(おおく)なる。・喉(のど)がよく渇く(かわく)。・疲れ(つかれ)やすくなる。・食べ(たべ)ているのに体重(たいじゅう)が減少(げんしょう)する。このような症状(しょうじょう)に心当たり(こころあたり)のある人(あるひと)は、一度(いちど)診察(しんさつ)を受け(うけ)てみましょう。血糖値(けっとうち)には空腹時(くうふくじ)血糖値(けっとうち)と食後(しょくご)血糖値(けっとうち)があり、一般(いっぱん)の健康診断(けんこうしんだん)で行われる(おこなわれる)のは空腹時(くうふくじ)血糖値(けっとうち)の測定(そくてい)です。しかし、糖尿病(とうにょうびょう)には空腹時(くうふくじ)血糖値(けっとうち)は高く(たかく)ないが、食後(しょくご)血糖値(けっとうち)が高い(たかい)場合(ばあい)があります。これは、かくれ糖尿病(とうにょうびょう)と呼ばれ(よばれ)ます。食後(しょくご)血糖値(けっとうち)が高い(たかい)場合(ばあい)であっても合併症(がっぺいしょう)になる可能性(かのうせい)はあるので、糖尿病(とうにょうびょう)の診断(しんだん)には食後(しょくご)血糖値(けっとうち)も測定(そくてい)する必要(ひつよう)があります。食後(しょくご)血糖値(けっとうち)とは食べ始め(たべはじめ)から1時間半(じかんはん)～2時間(じかん)に測る(はかる)血糖値(けっとうち)。検査(けんさ)測定(そくてい)では、ブドウ糖(ぶどうとう)負荷(ふか)試験(しけん)が行われ(おこなわれ)、ブドウ糖(ぶどうとう)負荷(ふか)2時間後(じかんご)の血糖値(けっとうち)が糖尿病(とうにょうびょう)であるか否か(いなか)の判断(はんだん)基準(きじゅん)になります。普通(ふつう)、健康診断(けんこうしんだん)では食後(しょくご)血糖値(けっとうち)を測定(そくてい)しないので、糖尿病(とうにょうびょう)の危険性(きけんせい)のある人(あるひと)は医療(いりょう)機関(きかん)で測定(そくてい)してもらうとよいでしょう。以上(いじょう)のような症状(しょうじょう)がなかったとしても、規則正しく(きそくただしく)栄養(えいよう)バランスのとれた食事(しょくじ)や適度(てきど)な運動(うんどう)をすることは健康(けんこう)を維持(いじ)するために大切(たいせつ)です。また、糖尿病(とうにょうびょう)と診断(しんだん)された場合(ばあい)では、より一層(いっそう)、摂取(せっしゅ)カロリーを守っ(まもっ)た食事(しょくじ)や日々(ひび)の運動(うんどう)を心がけ(こころがけ)高血糖(こうけっとう)にならない生活(せいかつ)を心がけ(こころがけ)てください。
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